わらび餅食べたい

戸塚くんが好き

それは星の導き–戸塚祥太運命論–

3年前のプレアデスとA.B.C-Zを絡めた謎こじつけブログを見返して、星の導きについて述べてないことを思い出したのと沼落ちブログブームが面白くて、卒論の文章見たくなくなってる頭で書こうと思い立ちました。卒論は書き終わりました!イェーイ!!

放課後のプレアデス*1において、星の導きは、不確定の出会いが運命に至るためのものであるとし、それがわたしとA.B.C-Zとの出会いにも類似点があると考えて、沼落ちの経緯を星の導きであると仮定し、経緯とその結論についてまとめます。

はじめに、布教されハマるという経験に縁遠い自分を紹介します。生まれて初めて顔が整っていると脳が認識したのは、三宅健くんでした。物心つくかそれくらいの頃です。伊東家の食卓に出ている茶髪のかっこいい兄ちゃんが自分の好きな顔の根底でした。そして、園児の頃からなぜかずっとホラー・オカルトが好きだったわたしに、突如現れたのがほんとうにあった怖い話、レギュラー放送でした。そこで、稲垣吾郎を体験します。将来の夢は吾郎ちゃんの後ろで心霊ドラマを見る子どもたちの1人になることでしたし、無論ほん怖五字切りをマスターしてました。幼少期にそんな風に自主的にかっこいいを受け入れていたので、他人が薦めるものに対して、あまり興味を示しませんでした。でも、スマスマは見てました。SMAPのバラエティたくさんやってたのも理由かと思います。あと、学校へ行こう!も見てたな、普通にテレビ好きな子供です。

そんな性分は、小学校高学年の嵐ブームの時に露呈しました。クラスのみんなが嵐ファンになった頃、メンバーを1人も覚えずにずっと太宰ばっか読んでました*2。陰気だな。ただ親友が松潤のファンだったので、初めて友だちと2人だけで見た映画は花より男子Fになりました。もちろんドラマ見てなかったので、話がわからなかったです。ただ、エンディングのONE LOVEを聞いて、あっ、この曲は好きだな…… と思いました。アイドルグループとしての嵐よりも、嵐の楽曲の方が身近だった、そんな時代です。そうすると不思議と好きを共有しなくても楽しめる友人ができてきて、その頃から他人に好きを押し付けるのも押し付けられるのもしないような、そんな女子になっていて、おかげで対立もなく日々を過ごしていました。山田涼介に会うまで。

山田涼介と初めて出会ったのは、探偵学園Qか、スクラップ・ティーチャーだと記憶していますが、真夜中のシャドーボーイが好きなのできっと後者です。ただその頃は真夜中のシャドーボーイという曲ばかり記憶にあって、山田涼介の顔面に対しての記憶は薄いため、本格的に山田涼介を浴びたのは、スクール革命でした。幸運なことにたまたまテレビをつけたらスクール革命初回が放送されていたのです。そしてじっくり山田涼介を見て、好きになりました。学校でもずっと山田涼介の顔面を褒め称えて過ごしていたのですが、唯一好きの共有が叶ったのは、顔の好みが似ている腐れ縁の男友達しかいなかったのをよく覚えています。今、山田が人気なのは知っていますが、そういうことがあって、やっぱり誰かの好きに乗っかるのは難しいなぁと思うようになりました。そいつは、わたしが沖縄に小学校の卒業旅行に行ってる間、なぜか山田涼介の画像をメールで大量に送ってくれました。仲良しです。中学時代に訪れた関ジャニブームの際もぼんやり話を聞く程度に終わりました。

はてさて、それから歳を重ねても変わらず自分の好きなものは自分で発見して、人から勧められたものを右から左に流して生きてきたのですが、ひとつだけ確かなことがありました。それは、わたしが"アクロバットが好き"ということでした。目が悪いこともあり、整った顔面か、わかりやすい大きな動きに昔から目がいってしまっていたらしく、知らずに好みになっていたのがアクロバットです。この、なぜか植えついたアクロバットへの興味が星の導きを引き寄せたのです。

ここで、わたしとA.B.C-Zのニアミスの記録を述べていきます。この場合のニアミスの意味は「運命とのすれ違い」です。

2012年、A.B.C-Zデビューの年、たしかあの日はインフルエンザの流行によって学級閉鎖になり、家で猫とテレビを見ていました。普段学校にいる時間に見るテレビ番組といえば昼間のワイドショーが主です。そんなワイドショーの中で、"ジャニーズ"から"アクロバット"をメインにしたグループがデビューするぞ。と流れてきました。そうです。人生の中で初めてA.B.C-Zを、彼らのデビューを知ったのはその時でした。ただ、スマホを持っていたのに子供だった私は、調べるということを怠り、ぼんやりと「アクロバットするグループ? 絶対いいじゃん、見たいな」で終わってしまったんです。あの日の自分に会えたなら言いたい、調べろ。これが1度目のニアミスでした。

また、偶然か2012-2013年のカウコンを見てました。デビュー年のカウコン見てたんです。なんの偶然でしょうか。本当は偶然でもなんでもなくて、ただ、カウコンの後に放送予定の「YOU コントしちゃいなよ」が楽しみで、カウコンを見てたんです。これは確か、放送前情報で「ジャニーズがBLコントやるらしい」という風の噂を聞いて、あと慎吾ちゃんがメインだよ!というのを聞いてたのしみにしてたんですね。どう考えても、ジャニーズ(orジャニーズJr.)ズブズブの人間に向けた番組を楽しみにしてた2013年の自分、めちゃめちゃグッジョブ(非ジャニオタ)カウコンの記憶はあんまりなくて、You〜の記憶が猛烈に残ってます。誰が出てるのかわからない。慎吾ちゃんと吾郎ちゃんしかわからない。そんな人間に、BLコントに出ていたケンティー、マリウス、ジェシーと、半沢直樹コント、あとUFO企画が刺さりました。それから、忘れてはいけないのがつかふみ出演のコントです。私あれすごい好きなんですよ。すごい好き。大好き。なのに、調べようとしない!なぜ?(中学生だから)中学生の自分に情報を得る大切さを伝えたいです。何はともあれ、半沢直樹のコントでわたしは自担を初めて視認しました。その時の記憶がないんです。悲しいなぁ。かくして、2度目のすれ違いを起こしました。

また、2013年の間にわたしはえびちゃんズーを一度見ていたことも述べておきます。はしつか空中ブランコ回です。なぜ見ていたか全く覚えてないんですが、空中ブランコに挑戦するはしつかの記憶が頭にあるのは事実です。

そして3度目のニアミス。これは強大なニアミスで、一番タイムスリップしたら戻りたいタイミングになります。2014年、魔法★男子チェリーズ初回放送です。その頃は新聞のテレビ欄を見るのが好きでした。朝起きて、新聞をチェックして、テレビ欄を見る。テレビ大好き人間か? と錯覚してしまいますが、現実はどの時間帯に風呂に入るべきか、自室にこもるべきかの判断材料にしてました。なぜなら、その頃の自分は音楽番組とスポーツ中継が苦手だったからです。そんな習慣があった自分がジャニーズのオタクになるのも不思議な因果ですね。あ、まって……思い出した。多分自分、5ringsをやったMステ見てました。あぁ、ニアミス増えた……笑。話を戻しますと、チェリーズ、絶対見ようと思ったんです。理由は簡単、その時ハマっていたアニメ「バディファイト」の推しキャラ、黒岳テツヤくんがマジックワールドという魔法を主に使うようなデッキを組んでいたためです。*3 そんなこともあり、えっ、魔法男子、魔法使う男子は俺得すぎる、しかも童貞はやばい。絶対見よう。という考えに至りました。サイトをチェックし、相関図を見て、本当になんとなくチェリーズのキャラだけで「わたし勉が好きかな? 」なんて思ったりして……で、初回放送の録画を……忘れてしまったんです。もう本当に馬鹿、信じられない、絶対根に持ってやる。持ってる。あんなに楽しみにしてたドラマを忘れちゃうってどういう神経してるんだ。そう、あの日のわたしはチェリーズを見逃してしまったんです。今考えれば、違法視聴でもして追っかけて2話から見ればよかったんですが、1話でも逃したらもう見ないという謎の考えがあって、それからチェリーズとの縁が切れてしまったんです。なんてもったいない。

このように、ニアミスを何度も繰り返し、結局わたしがたどり着いたのは、2015年11月の、えびちゃんズー。クイズサバイバル企画初回になりました。

ここからは沼落ちするまでをダイジェストでお送りします。

「え、なにこのカラフルなつなぎかわいい。クイズ企画か……ちょっと待って、クイズのレベルが低……みんな馬鹿?!そんなことある?」

「あー……青の人がいなくなっちゃったな……ピンクの人かわいいな」

「ピンクの人がかわいい」

「紫と赤の人がいなくなるの多いな、今日黄色だ」

「ピンクの人はとっつーって呼ばれてるのね、戸塚でとっつー、なるほど」

「マダムタッソーだ!懐かしい……え、まって五関くんととっつー全然喋らないのにシンクロした?!どういうこと」

「とっつー、好き」

はい。

はいじゃないですね。冠番組で楽しそうにクイズする五人がとてもとても好きになりました。そして自担ができました。2015年11〜12月ですっかり、A.B.C-Zにハマってたんです。すると、2015-2016のカウコンで、あの!松潤と河合くんが2人で歌ってるじゃないですか?!(その前にムンウォで撃ち抜かれた)いや、驚きました。そこのつながりがあるとは思わなくて…冠番組での五人は他のジャニーズから別個の何か特別な世界観の五人であると考えていたので、本当に驚きました。

そして、運命は春とともに訪れました。

2016年、3月放送のえびちゃんズーにて、番組中に「花言葉」が特別バージョンで流れたんです。そこで確信しました。今まで楽しそうで、わちゃわちゃしてたA.B.C-Zが、たしかに美しい花の中で歌い踊る姿が、わたしの求めていたものだとわかったんです。アクロバット関係ないじゃん! というか、USJ回で流れた花言葉、踊ってる後ろでメンカラの花とその花言葉が流れるっていう神演出なんです。オタクが花言葉嫌いなわけないので、どハマりしました。こんなに心摑まされて、逃げられるわけありません。かくして、2015-2016の間にわたしはA.B.C-Zにハマっていました。

ここで、星の導きを振り返り、戸塚祥太運命論について説明し、結びとさせていただきます。

不確定な出会いは幼少期のジャニーズとの出会いではなく、2012年からのA.B.C-Zとのニアミスの数々です。チェリーズで大いに嘆いてしまいましたが、わたしは何かにハマるタイミングは運命であると考えているので、チェリーズは、ちゃんとA.B.C-Zの魅力を知った後に見た方が楽しいよ、という星の導きだったと思ってます。2015-2016にA.B.C-Zに出会うことは、自分の運命でした。だから、星は導いてくれたんです。星の導きはまだ続きます。放送時間が変わった後もえびちゃんズーは見ていましたが、2016年からは少年倶楽部を見始めました。曜日も時間も知らないなか、たまたま見たのが、戸塚さんがドラマを歌う回でした。歌詞に感動したら、作詞戸塚祥太で号泣しました。こんなに好きで、魅力的で、作り手で、もうたまらん。ただね、ジャニーズに疎いので2016年の現場に入ってないんです。自分呪いたいな。ただ、5周年2017年のタイミングで現場デビューして、身体的にも精神的にもちょうどよく大人になってる自分が心の底から楽しめて良かったと思います。

戸塚祥太運命論についてですが、わたしの運命は結局戸塚祥太と繋がってたよ、っていう話です。星の導きによって出会った五つ星の中で、戸塚祥太が自担になったよ、ただそれだけ。でも運命です。見るだけでこんなに好きだと思える人間に会えたことがない、それなのに、五感で揺さぶってくれたと思ったら心に直接ぶつけられる言葉をくれる。そんな尊い存在。それが戸塚さんです。そもそも文学好きで、映画(ホラー映画だけど)好きな自分にとって、戸塚さんが何かを書いてくれたり、映画の紹介をしてくれることが、何よりも好きなんです。だから、自分の運命を論ずると自ずと答えは戸塚祥太になります。いつだって見ていたい、戸塚さんが星の導きによって目の前に現れたこと、人生においてとても幸運に感じてます。

長文となりましたが、これにて沼落ちブログは終了です。沼落ちというか、ただただ、星の導きの記録になってしまったのですが、まぁこんなものが書きたかったのでよしです。

ただ、調べるのを怠ってるうちに取り逃がしてるだけなように見えるかもしれませんが、逆にラッキーだと考えたいんです。いつ好きになったって好きの気持ちは変わらないので、星の導きに従って好きなものに巡り会えたらそれが幸なのだとそう思ってます。

*1 「放課後のプレアデス」2011年から始まったSUBARU×ガイナックスによるアニメ企画。2015年からアニメスタート。主人公陣が5人だったり星だったり共通点が多い。

*2 太宰 小学生で人間失格読んで何がわかるんだよと今は思います。戸塚さんが最近太宰読んでるの好き。檀一雄も読んでほしいな(欲望)

*3 「バディファイト」「黒岳テツヤ」2014年アニメスタート。キッズ向けカードゲームアニメ。黒岳テツヤは無印から出ていたキャラ。踊りながらカードファイトしたり、必殺技がアクロバットだったりで、ちょっとは沼落ちの要因かな、と思ってる。検索したら気付くと思うんですが、なぜ戸塚担になったかわからなくなると思う。